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NEW!生予察情報1(リンゴ) 平成30年度 病害虫発生予報・速報(平成30年3月8日更新) | 花巻市

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(1)

りんご病害

1 予報(3~4月)の内容 病害虫名

発生 時期

発生量 ・ 感染量

予 報 の 根 拠

腐らん病 - やや多 (1)前年の巡回調査での発生園地率は、平年並であった。(±) (2)枝腐らんが増加傾向であり、伝染源は多いと予想される。(+) モニリア病 - やや多

(平年少発生)

(1)前年の巡回調査では、一部の園地で発生が確認された。(+) (2)4月の降水量は、ほぼ平年並の予報。(±)

黒星病 - やや多 (平年少発生)

(1)前年の巡回調査では、一部の園地で発生が確認された。(+) (2)4月の気温は平年並か高い予報、降水量はほぼ平年並の予報。(±) 記号の説明 (++):重要な多発要因、(+):多発要因、(±):並発要因、(-):少発要因、(- -):重要な少発要因 2 防除のポイント

【腐らん病】

(1)発病や前年の病斑からの再進展は、3月頃から確認されるので、処理済みの病斑、切り口癒傷部、摘果痕 や採果痕などを注意して観察し、早期発見に努める(図1)。本病は、発生樹及びその隣接樹に次年度も発 生する傾向があるので、発病歴のある樹とその周辺も注意して観察する。

(2)わい性樹の胴腐らんでは、側枝基部の発病が多いので、この部分をよく観察する(図1)。

(3)胴腐らんは、病斑を見つけ次第、患部を残さず紡錘形に丁寧に削り取り、その上から本病に有効な薬剤を 塗布する(図2、3)。枝腐らんは、見つけ次第剪除する。

(4)削り取った病患部や剪除した枝は、園地内に残さないよう処分を徹底する。

(5)剪定の切り口、日焼け、凍寒害、枝折れなどの外傷部には、トップジンMペースト又はバッチレートを塗 布する。トップジンMオイルペーストは、外傷部のゆ合を阻害するので使用しない。

(6)芽出前にトップジンM水和剤、ベンレート水和剤、ベフラン液剤 25、または石灰硫黄合剤を散布する。で きるだけ動噴で散布し、薬液が幹にも十分付着するようにする。

【モニリア病】

(1)近年、モニリア病が発生した園地では、芽出当時(発芽5割頃)と芽出 10 日後に有効な薬剤を散布する。 胞子飛散開始期前の降雨前に防除を行うことが重要である。

(2)子実体(キノコ)からの胞子飛散時期(例年4月第3半旬頃~)は年により変動するので、防除速報を参 考とするなど今後の動向に注意し、防除時期が遅れないようにする。

(3)葉・花ぐされの発生が見られたら、見つけ次第摘み取り、処分する。

(4)雪融けの遅れ等、園地が湿っていると子実体の生育にとって好条件となる。常発園では、消雪促進、排水 対策、除草、落葉処分などを励行し、園地が早く乾くよう努める。

【黒星病】

(1)前年に発生が見られた園地では、被害落葉を芽出前に処分すると共に、重点防除時期である開花直前にE BI剤を散布する。EBI剤は、降雨前または降雨直後の散布で効果が高い。

(2)

側枝基部病斑 側枝切口ゆ傷組織部 前年発病部再進展 図1 わい性樹における主な胴腐らんの発病部位

図2 腐らん病の処置(通常の方法)

① 病斑を確認

② 病患部を残さず、健全な部分

も含めて紡錘状に削り取る

表皮は木部と垂直に削り取ると、カルス

ができやすく、傷口のゆ合が早い

③ 殺菌剤を塗布する 4~5cm 健全部

図3 腐らん病の処置(省力的な方法)

トップジンMオイルペーストは浸透性が強いので削り取りの作業時間を 3~4割短縮できる。

※トップジンMオイルペーストは、胴腐らんの処置にのみ利用する

③ トップジンMオイルペーストを

塗布する ② 病患部を 削り 取り 、 周

辺の表皮を薄くはぎ取る

(3)

り ん ご 害虫

1 予報(3~4月)の内容

病害虫名 発生時期

発生量

感染量

予 報 の 根 拠

ハマキムシ類 やや早 並 (1)4月の気温は、平年並か高い予報。

(2)前年秋期の発生園地率は、例年並に低かった。(±)

リンゴハダニ 越冬卵

ふ化時期

やや早

並 (1)4月の気温は、平年並か高い予報。

(2)前年8月後半の発生園地率は、平年並であった。(±)

キンモン

ホソガ

越冬世代

羽化時期

やや早

やや少 (1)4月の気温は、平年並か高い予報。

(2)前年秋期(第4世代)の発生園地率は、平年より低かった。(-)

記号の説明 (++):重要な多発要因、(+):多発要因、(±):並発要因、(-):少発要因、(- -):重要な少発要因

2 防除のポイント

【ハマキムシ類・リンゴクビレアブラムシ】

(1)展葉期の防除薬剤は、有機リン剤を使用する。

【リンゴハダニ】

(1)剪定時などに枝の分岐部等を注意して観察し、越冬卵が確認された園地では、芽出前~発芽2週間後まで

にマシン油乳剤で防除を行う。特に、近年発生の多い園地では、芽出前~芽出当時の防除に努める。

(2)マシン油乳剤を散布する場合は、ムラのないよう風の弱い日にゆっくり丁寧に十分量を散布する。

【キンモンホソガ】

(1)越冬は被害落葉の中で行われるので、前年秋期に多発した園地では、羽化前(りんごの芽出前)までに園

地内の清掃に努める。

参照

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